ITP2.3の9月23日に仕様が発表されました。

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ITPとは?

Safariブラウザに実装されているトラッキング防止を目的として機能のことです。

ITPの影響は?

ユーザーにとって必要以上にサイトの閲覧ログなどの行動データが利用されない。安心度が高いブラウザということになります。

広告運営社にとっては、リターゲティング ・リマーケティングと呼ばれるサイト訪問ユーザーに再度広告を表示することができなくなる(精度が下がる)。また計測ツールなどの精度が低下するというデメリットがあります。特に日本はiPhone・iPadなどのApple製品の比率が高く影響は大きそうです。

ITP2.2までと2.3の違い

ITP2.2までは簡単に言うと、Safariブラウザ上のCookie利用を制限するものでした。Cookieを制限することによって、広告・計測業者によりCookie情報の利用が難しくなったのですが、ITP対策としてCookieではなくLocalStrageという別の仕組みで対応する業者が出てきました。ITP2.3はこのLocalStrageを使った仕組みを制限するものになります。

ユーザーにとってSafariを安心・安全なブラウザをしたいApple社と、広告主・マーケターにとって精度の高い広告配信・正確な計測を提供したデジタルマーケティング企業のいたちごっこのようにも見えます。

こちらのサイトにIPT2.3の影響がまとめられています

ITPを巡る各社の思惑

広告を主な収益源としないApple社はGoogleやFacebook、また広告ビジネスでもすでに世界第3位になっているAmazonとは違いユーザーの個人情報保護やユーザー便益に振り切った対応が可能なようです。

Googleもユーザーに無償で便利なツールを提供する代わりにログなどの行動データを収集し、それを広告配信の効率化に用いることで従来の広告手法よりも効率性・透明性の高いマーケティングを実現し、過去20年で爆発的な成長を遂げてきましたが、Apple社の対応は無償でツールを提供するからといって勝手に個人情報を取得してはいけないと言っているようなものであり、昨今のGDPRなどをはじめとする社会のインターネット上での個人情報利用についての気運と一致します。GoogleやFacebookがちょっと悪者に見えるような気もしますが、これもAppleの戦略かもしれません。