タイトルの通りなのですが、アマゾンのクラウドサービスであるAWSのイベントが幕張でありましたので行って参りました。今年は3万3000名を超える参加登録があり、過去最大規模なのだそう。AWSは会社でも使っていたこともありますし、個人でもアカウントを持っていて開発もやってますので、とても楽しみにしておりました。

AWSによるイベントサイトはこちら。動画もありますので、ご覧ください。

私が参加したのはDay3です。幕張までは家から1時間以上かかりますので、ちょっと会場に到着するまでにちょっと疲れました。唯一の改善ポイントです。東京駅から京葉線で幕張まで行ったのですが、平日なので普段はディズニーランドを訪れる女性グループや海外からの観光客が多い印象のある京葉線ですが、この日は京葉線のホームにスーツ姿のおじさんや、いかにもエンジニアっぽい感じのラフな服装の男性が多かったです。エンジニアといっても勤め先の文化で服装も分かれますね。日系企業やSierなどのシステム開発会社に勤めている人はスーツで、Web企業で自社サービス開発を行っているエンジニアはラフな服装なのでしょう。そんなことを思いながら、本を読んでいると海浜幕張駅に到着。新入社員研修が幕張だったので10年ぶりぐらいでしょうか。駅前がおしゃれで、都会になってる気が。10年で街は結構変わるのだなと思いながら徒歩7分ぐらいで会場に到着。ちょっと暑かったな。もう少し早い時期にやってくれるとさらに嬉しい。

会場は主に基調講演などを行うエリアと、AWSの最近技術コーナーとスポンサーコーナの3つに分かれているようでした。基調講演会場は結構な席数(たぶん500隻ぐらい)の会場が5つと、小さめなので複数ありました。いろんな企業の事例などが発表されているので、エンジニアだけでなく企業の情報部門の人も情報収集というか、社内の説得材料として他者の状況をヒアリングしにきているのでしょう。ちなみに一部だと思いますが、イベント中に発表された資料がこちらに公開されていますので、興味ある方はぜひ一読して見てください。

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イベントの感想

目玉はDeepRacer

個人的な興味でも、そして会場のレイアウトからも今年も目玉はAI・機械学習による自動走行レーシングカーDeepRacerだったと思います。あまり小さい頃、ラジコンなどで遊ばなかったのですが、こんなプロダクトがあればやって見たかったなと思いますねぇ。小学生からプログラムの勉強もはじまりますし、今後はこういう遊びが主流になりそうですね。というか、イベントでは結構大人が夢中になってました。

WEB上のサービス分析やレコメンドが中心だった機械学習の技術が今後はリアルの世界にも大きく影響を与えるようになってくる時代がはじまっているのかもしれません。

いわゆるWEBとリアルの機械のエンジニアは全く別のキャリア領域とされてきましたが、今後は2つの領域のスキルセットでオーパーラップすることも増えていきそうです。とてもおもしろくて、ワクワクします。と同時に、なかなか習得しなかればいけない知識も多くて大変ですが、2つの全く違う領域を超えて、アイデアを出せる人、実装できる人のマーケットからのニーズはますます需要が高くなりそうです。一つの分野の専門でも需要はありますし、給料もそれなりに高いと思いますが、2つの領域をカバーできる人材は本当にすごいと思います。日本はどうもスキルが本当にある人も、イマイチな人も何となく差をつけないようにする企業文化があると思いますが、今後は超高度なスキルを持つ人材については、既存の給与レンジなど突き抜けて提示していかないと採用できなくなるかもしれないですね。

AWSサポート事業の事業規模の大きさ

アクセンチュアやデロイトという企業も出店していたのにには少し驚きました。こちらの記事にもありますように今後はクラウド領域のサポートサービスを拡充させていくのかもしれないですね。

コンサル以外にもSierのようなシステム開発会社もブース出していましたし、企業の情報システムのクラウド移行や運用監視含めてクラウドビジネスの裾野って広いんだなと、しみじみ感じました。自動車産業は部品業者含めてとても多くの業界に影響を与えますので、とても裾野が広く、総合産業だなんて言い方をよくされますが、クラウドビジネスも似たようなものなのかもしれないなと。今後はソフトウェア領域だけでなく、Iotも絡むことがあるのであればセンサーなども入ってきますし、将来のビジネスの臭いがします。

センサーからどのようなデータを収集し、クラウドで分析するのか。分析した結果をサイトやアプリで使っていくのか。トータルのサービス設計(ユーザー体験・インフラ構成)ができる人材が求められそうです。

まとめ

クラウドビジネスは今後も成長が止まりそうもありません。むしろ、今まで様子を見ていた企業もクラウド移行に踏切そうですし、勢いは加速するのかもしれません。

GoogleやAmazonのビジネスの動向という点でも、今後の自分のキャリアという点でも今回のAWS Summitはとても良い刺激になりました。