最近、中小企業や個人事業主様のデジタル戦略・サイト開設・Webマーケティングなどをお手伝いする機会が多いのですが、どうも多くの人が情報が溢れて何を信じたら良いのか分からない問題に直面しているように感じます。

そこで本ブログで【はじめてのデジタルビジネス】と称して、どのようにデジタル・Webでのビジネスを進めてよけばいいのか説明していきたいと思います。至らない部分もあると思いますが、誰かの役に少しでもなれば嬉しく思います。いろんなテーマについて説明していきたいと思いますが、まずはホームページについて説明させていただきます。

ホームページ開設したいけど、誰に依頼すればいいの?自分で勉強すれば作れるようになるの?どれくらいの費用がかかるの?そんな悩みを持っている方に向けて記事を書いてみました!

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【ホームページとは】

まずホームページとは何か、です。ホームページとはインターネットで公開されているサイトで、本来はブラウザを起動した時に表示されるページのことなのですが、実際のところ少なくとも日本ではその企業や個人がある目的を達成するために開設するサイトのことを指すことが多いです。ビジネスという観点では会社を知ってもらうためのサイトや、士業の方が自身の事務所のことを周知するために開設されるケースが多いです。

【ホームページの開設の仕方】

ホームページの開設の仕方ですが、基本的には

  1. 自作する
  2. 制作依頼する

の2つに大きく分類できます。エンジニアでもない限りは自分で開発するのは難しいと思いますので、実質的には2の選択肢が一般的ではないかと思います。(ちなみに私はエンジニアでもあるのでこのサイトも自作してます)

ただ1の自作についても最近はプログラミングのことが分からなくても、簡単にホームページを作成できるサービスも多く登場しています。例えばこのペライチのようなサービスはコーディング(プログラミング)不要である程度、自由にサイトを作成できます。ただ、やはり決められたデザイン(テンプレート)の中に画像やテキストなどを埋め込んでいく形になりますので完全にオーダーメイドというわけにはいきません。しかし、月額980円からホームページを持てるという点ではお得かもしれません。

2の制作依頼についてもさらに2つに分けることができるかと思います。

ペライチなどのサービスを使って作成してもらう

フリーのエンジニアやデザイナーに1でご紹介したサービスなどを使って制作しもらうパターンです。次に述べるフルカスタマイズのサイト制作より大幅にコストカット可能です。自作の場合は基本的に制作費は発生しませんが、時間とスキルが必要です。このパターンは初期にエンジニアさんやデザイナーさんへのFeeが発生するのと、月々のサービス利用料が必要になりますが、制作料は大幅にコストカットできます。だいたい個人的な感覚だと3万円-5万円ぐらいが相場ではないかと思います。実際に打ち合わせや制作・修正・公開には10時間ぐらいはかかると思いますので、まぁ妥当かなと。

フルカスタマイズのサイト制作(完全オーダーメイド)

こちらはスーツを買う時に例えると、生地選びや採寸からスタートし、職人さんに縫ってもらうイメージでしょうか。完全に自分のオリジナルのサイトをエンジニア・デザイナーが作成するイメージです。どのようなサイトを作成するのか、開発の難易度などで料金が大きく左右され、10万円-100万円ぐらいがレンジになります。大きな企業の場合は数百万円になることもあるでしょう。クラウドワークスやランサーズなどでフリーエンジニアや副業でやってる人にお願いすれば10万円から、法人の商用利用でデザインや何を訴求するのかから一緒に考えて欲しい場合は数十万からが分かりやすい棲み分けの仕方かもしれません。

【ドメインとは】

自分のホームページを開設するにあたって、必須の知識がドメインです。ドメインとは、ヤフーを例にすると(https://www.yahoo.co.jp/)のうちのwww.yahoo.co.jpに当たります。ざっくりいうとインターネット上のサイトの住所のようなものですね。

少し専門的になりますがインターネット上の住所はIPアドレスと呼ばれる数字で表現されます。例えばこんな感じです。182.22.59.229 こちらはyahooJapanのアドレスだそうです。クリックするヤフーのホームページが表示されるのではないでしょうか。

インターネット上でのアドレスは基本的にIPアドレスで表現されますので、上記のよう数字の羅列で実際は指定されるのですが、数字だとあまりに不便なので分かりやすい名前をつけましょう。その名前をドメインと呼びましょう、ぐらいに覚えておくと分かりやすいかもしれません。

【ドメインを取得しよう】

一般的には数字の羅列のままホームページを公開することはありません。名刺に記載すればアクセスはできると思いますが、不親切ですし、ビジネス上の常識というますか、ルールといいますか、まぁWebでビジネスをするならドメインは取得するよねというのが暗黙のルールのような気がします。なので、ホームページ開設の際にはドメインを取得することを強くお勧めします。ちなみにこのブログのドメインはdigitech.meです。

【ドメインの取得方法】

ドメイン取得にはドメイン業者のサービスを利用します。

有名なのはお名前.comではないでしょうか。

安くドメインを取得したい場合はオススメですね。ただ管理画面など多少見にくかったり、大量のメールが届きます。

私の場合は自分でサイト制作やプログラム開発を行いますので、Amazonが運営するAWSでドメインを取得しています。不要なメールも届かないので気に入ってます。

他にもムームードメインなどたくさんのドメイン業者がありますので、お好きな、もしくは安い業者で取得するのがよいでしょう。

【どのようなドメインがいいの?】

よく相談されるのですが、基本的には.comや.netが一般的です。法人であれば.co.jpが一般的ですが少し費用が高いです。他にも.xyzや.tokyoなど近年は様々なドメインが取得できますのでお好みで取得していただければよいと思います。特に強いこだわりがなければ.comや.netにしておくと無難だと思います。

【ドメインの設定】

本題に戻りますが、ホームページを公開するにはホームページの制作だけでなく、公開しなければなりません。公開の際にドメインの設定もしなければ取得したドメインでブラウザから見ることができません。記事冒頭でペライチなどのサービスを使うと

  1. サイト制作
  2. ドメイン取得
  3. 公開

記事の前半では1サイト制作や2ドメイン取得についてご紹介してきましたが、3.公開について説明していきたいと思います。

【ホームページの公開】

最後にホームページの公開についてですが、ホームページをパソコンのブラウザやスマホから見るためにはサーバーが必要です。サーバーがないとインターネットからアクセスできないためです。

サーバーの役割やインターネットの仕組みについては別途説明したいと思うのですが、ここではサーバーが必要なんだと理解していただければと思います。

サーバーはレンタルサーバー業者やAmazonのAWS、GoogleのGCPなどを利用することができます。法人ではデータセンター業者と契約し、物理的にサーバーをセットアップする選択肢もあります。もちろん個人で同じこともできますが、数十万から数百万円かかってしまうので、現実的ではないと思います(笑)

安く仕上げたいのであれば個人的にはレンタルサーバー業社のサービスを利用するのがよいと思います。

月額1000円程度で利用可能です。このブログもレンタルサーバーを利用して運営しています。

有名なところではXServerがあります。他にもサクラインターネットは老舗ですね。

サイトを公開する場合は、制作したホームページのコードをサーバー上にアップロードする必要があります。多少難しいですが、レンタルサーバー業者はマニュアルなど用意していますので、そちらを見ながら設定していきます。

またペライチのようなサービスを利用した場合はレンタルサーバーは不要です。そもそもサーバーの上に誰でも簡単にホームページを作成できるサービスを展開しているためです。一般的なブログサービスも同様ですね。

まとめ

盛りだくさんで説明してきましたが、ホームページの開発手法とコストをまとめると以下のようになります。自分で制作する場合は制作費は不要ですが、開発スキルやWEBについてのある程度の知識が必要です。誰かに依頼する場合は、開発スキルは不要ですが、お金がかかるのと自分がどのようなサイトを作りたいのかを別の人に伝えるコミュニケーションスキルは必要になってきます。

方法制作費スキル
自分でプログラムする0
自分でペライチで制作する0
誰かにペライチで制作してもらう3-5万不要
誰かにオーダーメイドで制作してもらう10万以上不要

またドメインについては、どのような方法でホームページを作成するにしても、必要です。誰かに制作依頼する場合は、このドメイン取得とドメインのサーバーへの設定を誰がやるのかについて事前に取決めておくことをオススメします。

またサーバーへのコード(HTMLファイル)のアップロードについても誰が担当するのかについては明確にしておくことを望ましいです。制作依頼する場合に、コストが割安に感じても作業範囲(スコープ)の中に、ドメインの設定やサーバーへのアップロードが含まれていない場合は、自分で作業するか、また別の誰かに依頼する必要があります。後ほどトラブルにならないためにも、依頼前に作業内容の確認をすることがトラブルなくホームページを開設する場合のコツかもしれません。